2008年12月10日

「もんじゅ」の運転再開を阻止しよう!
2008もんじゅを廃炉へ!全国集会



 12月6日、福井県敦賀市において「もんじゅを廃炉へ!全国集会」が開催された。
 1995年12月8日、高速増殖炉「もんじゅ」はナトリウム漏れの火災事故を起し、運転を停止した。政府・原子力機構は、13年間の運転停止による配管の腐食が進んでいる「おんぼろもんじゅ」の運転再開を来年2月に強引に行おうとしている。

◆運転再開を許さない◆
 政府のすすめてきた改造工事では、ナトリウム漏洩対策などの工事は行われても、炉心暴走が起こりやすい根本的な欠陥については改善されるわけではない。さらに長年、配管を循環し続けたナトリウムや不純物の腐食、機器の劣化などにより、運転を再開すれば不慮の事故をおこす可能性がより高まっている。「もんじゅ」は、普通の原発で使用しているウランよりもはるかに毒性の強いプルトニウムを燃料として使用しており、そのプルトニウムは、1gが空気中に拡散すると、5千人以上の人が肺ガンとなる地上最高の猛毒である。放射線の毒性が半減するのに2万4千年、その害は半永久的になくならない。さらに核兵器の材料にもなるプルトニウムを、「もんじゅ」は1.2tも主燃料にして国内を流通させようとしている。あまりにリスクが大きい。

白木海岸に集まった仲間

「廃炉にせよ!」抗議デモ

◇もんじゅ直下に活断層◇
 原発5基と「もんじゅ」が集中している敦賀半島に、マグにチュード6.8並みの地震を起こす恐れのある活断層が走っていることが分かった。もんじゅの直下1キロには、別の活断層も確認された。「もんじゅ」の配管は薄く、長く蛇行していることから地震が起こった場合、簡単に破断する恐れがある。
 このように安全性を無視し、住民の命を危険にさらす一方で、政府は「もんじゅ」の開発にすでに9000億円を投じている。「もんじゅ」の運転によって核兵器に使えるプルトニウムを作ることが可能となり、核燃料サイクルの開発を進めていることも考えられる。
 今後さらに経費がかさむことを考えれば1兆円以上の税金を、危険な高速増殖炉開発のために使うことになる。軍事費などの国益のために財政を使い、そのツケを労働者や社会的弱者に押し付けている。そんな「もんじゅ」の運転再開、核燃料サイクルの開発を許してはおけない。


◆もんじゅゲート前座り込み抗議行動◆
 全国集会には労働組合や市民団体ら全国から約850人が集まり、うち全国一般からは、福井、石川、富山、新潟、長野、岐阜、大阪、滋賀、奈良、広島から約100人が参加。参加者らは、白木海岸での集会に続き、もんじゅゲート前において座り込み「もんじゅ」廃炉を訴えた。午後は敦賀市民文化センターにおいて屋内集会が開かれた。

◇全国一般独自集会◇
 屋内集会の会場となる敦賀市民文化センターにおいて、全国一般の仲間が集まり独自に集会を開催した。各地本の代表者らから、それぞれに決意表明がされた。「もんじゅ」が廃炉になるまでともに訴え続けていくこと、さらに運動をさらに広げ一層の団結と連帯を深めていこうと意思統一を行った。
 集会後会場から敦賀駅までデモ行進をし「もんじゅ廃炉」を訴えた。


ゲート前にて座り込み